旅情




栃木に住まう妻に、
毎週1日だけ会いに行く。

すっかり乗り慣れた宇都宮線のボックス席。
進行方向を背にして座っているので、後ろ向きに景色が流れていく。

向かいの席に座る、乗り合わせたおばあさんも
黙って窓の外を見詰めている。





広々とした空を、鳥が連なって飛んでいる。
光を照り返す屋根。せわしなく通り過ぎる電信柱。


段々と、流れる風景から都会の色が薄れだす。
駅に停まるたびに車内は空席が増え始める。





ふと、おばあさんと目があった。
無意識に会釈をすると、目を細めて微笑んでくれた。
席を移動しようかと少し迷ったが、このままでいることにした。





カタカタと走る車内は、
心地良い振動を刻み続ける。


もうすぐ妻の待つ駅だ。
西陽の差し込むボックス席は、旅情に溢れていた。


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オッケルイペ

妻の故郷である北海道の津別町へと出かけて参りました。
津別町近隣は一年を通して非常に低気温だそうです。まだ11月頭に関わらず、時間帯によってはマイナス4度にまで下がっていました。
空気が冷たいと身が引き締まります。身体だけでなく脳みそも引き締まるのか、思考も研ぎ澄まされる気がします。空いた時間に携帯で遊ぶ詰将棋の調子が良かったです。気のせいかもしれません。





北海道のアイヌの伝承には、オッケルイペという
世界的にも珍しい「屁をこく」ことが仕事の妖怪がいます。名前はアイヌ語で放屁する化け物という意味らしいです。オッケ=放屁。

この妖怪のせいにできるので北海道ではスカシてもセーフ。と思いきや
知名度は低く、妻をはじめ地元民も誰もそんな妖怪知らないとのことでした。すみません屁をこきまくって。

コロポックルをはじめとするアイヌの妖怪たちは個性的なものが多くて面白いですね。




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プロフィール

くにくに

Author:くにくに
生まれ 秋田
現住所 東京

趣味
フリークライミング、将棋、妖怪

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